映画「グレート・ビギン」は、貴重なだけでなく、鮮明で美しい映像に満ちています

  • 2015.12.28 Monday
  • 21:33




「グレート・ビギン」(2004年。フランス映画)は、生物学者であり、フランスの映像作家でもあるマリー・プレンヌーとクロード・ニュリザニーが、16年という年月をかけて撮った作品です。

ビタミンCが水に溶ける時の結晶を撮影した魅惑的な映像から始まり、藻のコロニー、ミズクラゲの群舞、大きな卵を飲み込む蛇など、次々に生命の姿が写し出されます。

自然ドキュメンタリーのひとつですが、生命の誕生とつながりという大きなテーマを追っています。既存の映像をつなぎ合わせるのではなく、この作品の撮影のために開発されたオリジナルの機材によるこだわりの映像は、迫力が違います。さすが昆虫の世界を超顕微な視点で追った「ミクロ・コスモス」(1996年)の監督です。

貴重なだけでなく、鮮明で美しい映像に満ちています。母親の胎内で豊かな表情を見せる人間の胎児の映像を知るだけでも、見る価値のある作品だでしょう。正しい意味で教育的な映画です。



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