映画「ある子供」、鋭さとともに優しいまなざしがダルデンヌ兄弟の持ち味

  • 2015.12.28 Monday
  • 13:06




「ある子供」(2005年。ベルギー・フランス合作)は、「ロゼッタ」のダルデンヌ兄弟(ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ)の監督作品です。カンヌ国際映画祭2度目のパルムドール大賞に輝いた社会派ドラマです。

若年層の失業率が20%に達しているベルギーの社会情勢を背景に、大人になりきれないまま子供を産んでしまった若いカップルの運命を抑制的に描いています。このテーマはベルギーに限ったことではありません。鋭さとともに優しいまなざしがダルデンヌ兄弟の持ち味です。

行き当たりばったりですが、最後は責任に目覚める青年ブリュノは、なかなかリアルだと思います。ただ、子どもが大泣きしたり、オシッコをしたりしないので、手のかかる子供に辟易するという、当然あるべき場面が登場しません。だから、深い考えもなしにその子供を売りとばしてしまう選択が、やや唐突に感じられます。ぶつ切れのようなラストも、効果的とは言えません。



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