映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

  • 2019.10.04 Friday
  • 20:35



 

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は、クエンティン・タランティーノ監督の9作目となる長編です。161分。最近のタランティーノ作品は、160分以上あります。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが初共演しています。ディカプリオが落ち目の俳優、ピットがそのスタントマン役です。

 

タランティーの映画は、「レザボア・ドッグス」から「デス・プルーフ in グラインドハウス」までは、どこかキワモノの雰囲気が強い作品だったのですが、「イングロリアス・バスターズ」以降は、重厚なテーマと余韻の残る巧みなストーリー展開が強く印象に残っています。

 

「ジャンゴ 繋がれざる者」「ヘイトフル・エイト」は、異色の西部劇と呼べそうな傑作です。そして、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」も西部劇のスターとスタントマンを主人公にした作品です。

 

1969年というハリウッドが曲がり角を迎えた時代をえがいています。細部まで当時の様子を再現するこだわりは、さすがタランティーノ監督です。

 

神経質で涙もろい俳優リック・ダルトンと、貧しくても毅然としているスタントマンのクリフ・ブースは、堅い友情で結ばれています。対照的な二人の演技が見ものです。

 

8歳の子役としてスクリーンデビューしたジュリア・バターズの大人びた演技が素晴らしいです。自信をなくして涙ぐむ、落ち込んだリック・ダルトンを慰めたり、ダルトンの演技を褒めるシーンの演技力は、目を見張るものがあります。

 

ダルトンの邸宅の隣に引っ越してきたのは、なんとポランスキー監督と妻のシャロン・テートです。1969年8月9日のシャロン・テート殺害事件がすぐに思い出されます。ただ、この事件を知らないで映画を観ると、印象が全く違ってしまいます。

 

ラストシーンには驚きます。あまり起伏のないストーリーは、ラスト15分のためにあったと痛感するはずです。

 

そして、エンドクレジットとともに流れる、リック・ダルトンのたばこのCM撮影の場面には笑いました。見ないと損です。

 


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