映画「家族にサルーテ!イスキア島は大騒動」

  • 2019.09.02 Monday
  • 21:06

 

 

ガブリエレ・ムッチーノ監督作品。2018年イタリア本国で最高の話題作となり150万人を動員しました。イタリアの大家族をテーマにしています。サルーテは、乾杯の意味です。ただし、原題は、「家ではみんな良い感じ」という、なんとも皮肉な題名です。

 

 

 

イスキア島に暮らすピエトロとアルバ夫妻の結婚50周年を祝うために、親戚19人が集まります。教会で金婚式を挙げ、自宅の屋敷でパーティを開きます。再会したファミリーの楽しい宴会が終わりますが、天候不良でフェリーが突然欠航してしまいます。そして、島に足止めされた家族の、それぞれが抱えている秘密が、次第に明らかになっていきます。

 

イスキア島は、アラン・ドロン主演の「太陽がいっぱい」など多くの名作が撮影された場所です。予告編では、コメディが強調されていますが、コメディというよりは、悩みを抱えた人たちのかなり深刻な人間ドラマです。

 

複雑な人間関係に悩む人々の姿が描かれます。その中で、認知症が進みつつある男性の存在が、別な角度から家族のあり方についての、問いを投げかけます。

 

イタリアは家族の結びつきが強いといわれていますが、家族のいさかいが最高潮に達した時、一家の長であるピエトロは「俺は孤児だ!家族はむかつくんだ!」は叫びます。イタリアの大家族主義という紋切り型のイメージを揺さぶる見事な場面でしたが、もう少し効果的に演出してもらいたかったと思います。それが、少し残念でした。

 

ガブリエレ・ムッチーノ監督は「本作は私がこれまで成し遂げてきたものの集大成といえるかもしれない」と話しています。確かに多面的な映画でした。


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