アニメ「トイ・ストーリー4」

  • 2019.08.17 Saturday
  • 09:53



綺麗な結末を迎えたと思っていた「トイ・ストーリー」が、予想外の続編を公開しました。新作「トイ・ストーリー4」は、ピクサー作品でストーリーボード・アーティストを担当してきたジョシュ・クーリーが、長編初監督を務めました。

 

「トイ・ストーリー4」の予告編を見たとき、くにゃくにゃの使い捨てフォークが仲間入りしていて、何かの冗談かと思いましたが、ウッディたちの新しい持ち主になった女の子ボニーが工作で作ったフォークの人形・フォーキーは、とても重要な役回りをします。

 

相変わらず気持ちの良いテンポで物語が進みます。実写と変わらないリアルな風景、人形たちの微妙な表情の変化や繊細な質感の表現には、感動しました。「トイ・ストーリー2」以来19年ぶりに再登場した陶器製の人形ボー・ピープが大活躍します。

 

人形を、子供自らが作るという新たな視点の導入で、完璧な結末と思われたトイ・ストーリーの世界が、別の展開を見せます。ラストのウッディの決断も、新鮮でした。

 

最初の「トイ・ストーリー」は、ピクサー・アニメーション・スタジオが制作して、1995年に公開されたコンピュータアニメ作品でした。

 

私が自分のホームページを開設したのは、1996年3月18日です。その月に日本で劇場公開されたのが、「トイ・ストーリー」でした。長さは81分。さっそく、ホームページに映画の感想を書きました。こんな内容です。

 

アニメ「トイ・ストーリー」(1995年)は、とても良くできています。完成作品総メモリー500GB。世界初の3Dフル・コンピューター・グラフィックス・アニメーションという話題性に溺れずに、全編を通じてアニメの職人芸と優しさがあふれています。さまざまな人形キャラクターの描き分けも見事です。ラストに向かって徐々にスピードを上げていく演出も巧みでした。

「ベイブ」は動物の視点から人間を見つめていましたが、「トイ・ストーリー」はおもちゃの視点で子供たちの移り気や残酷さを見つめています。おもちゃを破壊する、敵役のシド少年が作り上げたフリーク・トイのデザインは、子供の無邪気さと悪意を象徴していて、秀抜です。彼等がカウボーイ人形ウッディの呼びかけで、シド少年を脅かしに行くシーンはおもちゃ版「フリークス」でしょうか。

「マスク」「ジキル博士はミスハイド」など、人間のアニメ化が盛んになる一方、人形たちに人間らしい息吹を吹き込む技術としてもコンピューターは力を発揮します。もう垣根はありません。生物と無生物。人間と動物。そんな壁を軽々と乗り越えて、主人公がさまざまな視点から世界を体験する時代です。

 

以上です。
さまざまな視点から世界を体験する時代。あれから23年が経ち、今まさにVRによって実現しようとしている世界です。

 

「トイ・ストーリー」の着想のきっかけを作ったのは、おもちゃコレクターの北原照久です 。監督のジョン・ラセターが横浜の北原が運営するブリキのおもちゃ博物館を訪問したことでトイ・ストーリーの構想が誕生しました。

 

1990年代では、CG製作に多額の費用が必要でした。ピクサーのCEO最高経営責任者・スティーブ・ジョブズの資産がなければ、制作は不可能でした。公開までの4年間の投資額は5000万ドルに上りました。しかし「トイ・ストーリー」のヒットでピクサーの株は高騰し、スティーブ・ジョブスの資産は4億ドル増えました。そしてピクサーが、良質なCGアニメを制作していける基盤ができました。

 


電子書籍
http://www.amzn.to/18ddM5v




コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< October 2019 >>

selected entries

categories

archives

recent comment

recommend

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM