劇場アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」

  • 2019.04.27 Saturday
  • 12:08



劇場アニメ「スパイダーマン:スパイダーバース」は、フィル・ロードとクリストファー・ミラーの製作、フィル・ロードの脚本。ロードとミラーは、オファーされた時、「クレイジーなビジュアル作品をやれるなら引き受ける」と言ったそうです。監督は、ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマンの3人。

 

初代スパイダーマンのピーター・パーカーが殺された後、2代目スパイダーマンの少年マイルス・モラレスが、異次元から来た多彩なスパイダーマンたちとともに、世界の危機に立ち向かいます。全く違う絵柄、様々な表現スタイルのスパイダーマンが登場しますが、アニメ表現も斬新です。実験的と言えるほどの尖った表現にも出会えます。

 

私は、短編映画祭で斬新な映像表現に触れていますが、多くの観客にとっては驚きの体験だったと思います。激しく空間移動するアクション表現のキレにも、目を見張ります。字幕を追うのではなく日本語吹替版で観た方が良い作品です。

 

映像表現の革新性だけでなく、音楽表現も凝っています。ヒップホップなどをディスクジョッキー風につないでいます。音楽は場面に合わせて前面に出たり、奥に引っ込んだりして、気持ちの良い音響空間を拡げます。

 

アニメ作品は、表現方法によって棲み分けてきました。ピクサーに代表される精密な3Dアニメ、日本のジブリに代表されるセル画アニメ、そしてミュージックビデオに代表される実験的なアニメ。しかし、「スパイダーマン:スパイダーバース」は、それらの垣根を超え、見事な融合を果たしました。

 

自分に自信が持てずにいる主人公のマイルスは、父親がアフリカ系、母親がヒスパニック系です。現実世界では、差別の対象になる彼が、成長し世界を救うヒーローになるという設定も悪くありません。

 

劇場アニメは、「スパイダーマン:スパイダーバース」によって、新しい地平に踏み出したと言えます。さらに挑戦的な、続編に期待します。


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