映画「サスペリア」

  • 2019.02.24 Sunday
  • 17:26



ルカ・グァダニーノ監督の「サスペリア」は、1977年のドイツが舞台です。バレリーナ志望のスージーは、ドイツにある女性だけの舞踊団に入るために、ニューヨークからやって来ます。1977年制作のダリオ・アルジェント監督の「サスペリア」のリメイクです。

 

アルジェント監督の「サスペリア」は、イタリアンホラー映画の金字塔といえます。ストーリー自体はB級ホラーのレベルでしたが、その映像美には目を奪われました。

 

そしてゴブリンの音楽の斬新さ。インドのシタールやタブラ、ギリシャのブズーキなどの民俗楽器とモーグ・シンセサイザーなどの電子楽器を組み合わせて、独創的な音楽を生み出しました。原色を多用した鮮烈な色彩と響きあい、新しいホラー映画の世界が開かれました。

 

この作品を14歳のときに観たグァダニーノ監督は「いつか自分バージョンの『サスペリア』を作るぞ!と監督としての目的を持った」と話しています。

 

しかし、作品の雰囲気はまるで違います。リメークではなく、脱構築です。痛いほどストレートな表現は、元祖「サスペリア」とは別な意味でトラウマになる映画です。

 

重要な役を演じているのは、女優ティルダ・スウィントン。舞踊団の「カリスマ振付師」マダム・ブラン、そして舞踊団の謎に迫ろうとする「82歳男性の心理療法士」クレンペラ―博士という、世代も性別も超えた対照的な役を演じ分けました。

 

ティルダは、1日4時間におよぶ特殊メイクによって82歳の老人に変身。エキストラやスタッフの多くは、クレンペラー博士をティルダが演じていることを知りませんでした。クレンペラーを演じた架空の俳優・ルッツ・エバースドルフは、映画の編集作業中に死ぬという筋書きまで用意していました。

 

音楽を担当したのは、レディオヘッドのトム・ヨーク。映画音楽を初めて手がけました。ノスタルジックでメランコリックな曲調は、ゴブリンとは対照的です。トム・ヨークは「美しい映画だと思った。ゴブリンの音楽も印象的だった。しかし、その音楽からはまったく離れたところに行こうと思った」と話しています。

 


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