映画「運命は踊る」

  • 2018.11.26 Monday
  • 21:42


 

 

「運命は踊る」は、イスラエルのサミュエル・マオス監督が、実体験をヒントにして運命の不条理を描くミステリードラマです。第74回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞しました。作品は、雰囲気が大きく違う3層の構成で、説明を排した、シャープな映像表現が魅力です。

 

イスラエル軍が、テルアビブのアパートで暮らすミハエルとダフナ夫妻に、息子ヨナタンの戦死を知らせに来ます。ダフナはショックのあまり気を失い、ミハエルは烈しい憤りを覚えます。しかし戦死は誤報だったと判明。怒ったミハエルは、息子をすぐに呼び戻すよう軍に要求します。

 

一方、ヨナタンは戦う相手のいない暇な検問所で、退屈な時間を過ごしていますが、突然不幸な事件が起こります。戦争の残酷さ、理不尽さを描いています。なんともやりきれない結末です。

 

監督の実体験をヒントにしてはいますが、戦争ではありません。彼の高校生の長女は寝坊の常習犯で、いつもタクシーを呼んでいました。バスで登校するように命じた朝、バスの爆破テロが起きました。一時間後、バスに乗り遅れたと長女が帰宅します。その時、無事を喜んだ監督は、一瞬テロの犠牲者の存在を忘れた自分を激しく問い返します。この作品は、そこから生まれました。


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