映画「太陽の塔」、再び意味が問われる時代

  • 2018.11.24 Saturday
  • 22:00


 

太陽の塔は、1970年に開催された大阪万博のシンボルとして岡本太郎が制作しました。2018年3月に、48年ぶりに内部の一般常時公開が始まり、合わせてドキュメンタリー作品「太陽の塔」がつくられました。

 

監督は、公募で選ばれた関根光才です。太陽の塔の紹介から始まりますが、その存在が持つ深い意味へと踏み込んでいきます。

 

当時、万博会場の真ん中にある「お祭り広場」には、丹下健三の設計した大屋根が置かれました。大屋根の下の展示を依頼された岡本太郎は、大屋根に穴を開けて70メートルの巨大な塔を建設するという計画を強行します。この太陽の塔だけは、大阪万博後も残されました。

 

岡本太郎は、パリ留学中に文化人類学者マルセル・モースや思想家ジョルジュ・バタイユの影響を強く受けました。1936年冬に岡本太郎は、私が最も好きな画家であるマックス・エルンストを通じてジョルジュ・バタイユに出会い、その独創的な主張に衝撃を受けます。帰国後に縄文文化と出会い、火炎土器のような造形芸術を生み出します。縄文土器の芸術的な価値を発見したのは、岡本太郎です。

 

後半、さまざまな人たちが岡本太郎に託して持論を展開する点は、評価が分かれると思います。ただ、岡本太郎の影響力の大きさは実感できます。原発問題を取り上げるのはいいですが、もっと文明論的な考察をしてほしかったです。

 

製作から50年近くが経過し、再び太陽の塔の意味が問われる時代が訪れたのかもしれません。


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