映画「スターリンの葬送狂騒曲」、コメディとは呼べない冷酷な結末

  • 2018.11.24 Saturday
  • 17:13


 

「スターリンの葬送狂騒曲」はイギリス映画。アーマンド・イアヌッチ監督作品です。微妙に史実と違うところもありそうですが、基本的に実話に基づいた物語です。スターリンの死によって起こった権力闘争を描いています。ロシアでは、上映禁止になりました。

 

1953年、粛清という恐怖で国を支配していた独裁者のスターリンが急死します。スターリンが生きている間の悪ふざけは少し笑えましたが、しだいに顔がこわばるシニカルでブラックな展開です。そしてコメディ映画とは呼べない冷酷な結末を迎えます。

 

悪役として登場した秘密警察長のベリヤが、次第に人間らしい側面を見せリベラル派に変わります。軽薄な人物として描かれた第一書記フルシチョフは狡猾な人物になって行きます。登場人物たちの関係性の変化は、なかなかスリリングです。しかし後味はすこぶる悪いです。

 

スターリンに辛辣な手紙を書いた反骨のピアニスト・マリヤを、オルガ・キュリレンコが演じています。権力闘争に明け暮れる男たちと対照的な彼女の毅然とした姿勢。それだけが、救いでした。


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