映画「判決、ふたつの希望」、判決とは別次元の希望

  • 2018.11.24 Saturday
  • 17:11


 

「判決、ふたつの希望」は、レバノン・フランス合作映画です。レバノン出身のジアド・ドゥエイリ監督が、監督自身の体験を基にして脚本にまとめました。第90回アカデミー賞外国語映画賞にレバノン史上初めてノミネートされました。

 

レバノンの首都ベイルートが舞台です。キリスト教徒でレバノン人の男性とパレスチナ難民の男性は、些細なことで口論となります。工事現場監督を務めるパレスチナ人のヤーセルとレバノン人の自動車修理工トニー。二人の頑なな態度が問題をこじらせて行きます。そして、裁判になると、全国的な事件へと発展します。

 

スリリングな法廷劇は、心揺さぶる人間ドラマとなります。紛争の歴史を背負ったレバノンの政治、宗教、民族という複雑な問題を背景にしていますが、テーマは私たちの社会にも深く関わる普遍性を持っています。

 

当人たちを置き去りに政治的に加熱する裁判。しかし、二人は裁判を通じて、時代に翻弄された相手の立場を理解します。判決とは別次元の希望を描いています。それが「ふたつの希望」です。

 

来日したドゥエイリ監督は「中東では今も、宗教的な過去が残っています。私は、映画作家がそういうものを解決できるとは思っていません。出来事を見て、物語を作り、観客と共有すること。映画という旅にいざなうこと」と謙虚に話していました。

 

宮崎駿監督の「もののけ姫」を子供と一緒に繰り返し見ていることも明かしました。


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