「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」

  • 2018.05.27 Sunday
  • 09:24


 

「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」は、ジョー・ライト監督の作品。原題は「Darkest Hour 暗い時間」。邦題は、あからさまな表現で、底が浅く感じます。

 

チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いています。救出作戦決行までの彼の苦悩、葛藤が明らかにされます。クリストファー・ノーラン監督の「ダンケルク」とは、別なアングルから生々しくダンケルクの戦いを浮き彫りにしています。

 

ナチスドイツによってフランスが陥落寸前に追い込まれ、イギリスにも侵略の脅威が迫ります。連合軍が北フランスの港町ダンケルクで窮地に陥り、就任したばかりの首相チャーチルにヨーロッパの運命が委ねられます。

 

ヒトラーとの和平交渉か徹底抗戦か。究極の選択を迫られたチャーチルは、議会の反対をはねのけ、徹底抗戦を貫きます。史実に基づいているとはいえ、チャーチル像にはあきらかな美化があります。しかし、名優ゲイリー・オールドマンがリアリティを醸し出しています。

 

ゲイリー・オールドマンの演技なしには、この作品は絵空事に見えたでしょう。それを、メイクアップがしっかりと支えています。アカデミー賞では、オールドマンが主演男優賞、オールドマンのメイクを担当した辻一弘(つじ・かずひろ)氏らがメイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞しました。

 

俳優の表情にもCG処理が使われるようになってきた現在、歴史あるメイクアップにこだわった辻一弘(つじ・かずひろ)氏らの努力が、メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞につながりました。同部門では日本人初のオスカーです。

辻氏は、2012年に映画界を引退し、現代美術家として活動していました。オールドマンが「辻さんが特殊メークをやってくれなかったら出演しない」と熱烈なラブコールを送り、久しぶりの特殊メークの仕事でした。

 

チャーチルとオールドマンの顔は全く違います。辻氏は試行錯誤に半年かけました。特殊メークに毎日3時間以上をかけ、チャーチルの血縁者から「本物だ」と認められたといいます。

 


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