三船敏郎のドキュメンター作品「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」

  • 2018.03.29 Thursday
  • 20:10



ことしも、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に参加しました。

 

夕張の商店街には、名作映画の絵看板を掲示した「ゆうばりキネマ街道」があります。「七人の侍」の三船敏郎が出迎えてくれます。

18日に「三船敏郎レトロスペクティブ企画」として三船敏郎のドキュメンター作品「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」が上映されました。

 

アカデミー賞受賞監督のスティーヴン・オカザキが監督を務めました。三船敏郎は、当時、それまでの俳優とは全く違う存在感を放っていました。戦後から1960年代の社会的な背景を織り交ぜながら、三船の人間像、魅力を貴重な映像とインタビューで浮き彫りにしていきます。

 

オカザキ監督といえば、私のとってはドキュメンタリー「ヒロシマナガサキ」の監督です。原爆の記録映像・資料、14人の被爆者と原爆投下に関与した44人のアメリカ人の証言などを組み合わせ、さまざまな観点、さまざまな問題を巧みにまとめあげています。オカザキ監督は日系3世です。

 

被爆当事者の肉声は、心の奥に届きます。この声は、なんとしても記録しなければならない。伝えなければならない。監督の思いが込められています。アメリカに向けたメッセージ性を強く感じましたが、より普遍的なメッセージも、底に流れていました。

 

三船敏郎のドキュメンターでは、家族や多くの日本の映画関係者が、当時を振り返ります。スティーブン・スピルバーグ監督、マーティン・スコセッシ監督が、熱く語っています。それだけでも貴重な記録です。

 

三船敏郎は、撮影助手志望でしたが、手違いで新人俳優の面接を受け、黒澤明監督にその魅力を見いだされます。歴史の不思議です。

 

三船は、黒澤と組んで「羅生門」「七人の侍」「蜘蛛巣城」「用心棒」などに主演し、国際的なスターとなります。どの作品も、公開当時は斬新な手法で世界を驚かせました。今では古典の名画も、誕生した時には、先駆的な映画でした。

 

上映前に行われたトークで、スティーヴン・オカザキ監督は三船の圧倒的なパワーを強調し「10代の時『七人の侍』で、初めてアジア人のヒーロー映画を見ました。ドキュメンタリー制作は夢でした。実現できて嬉しい」と話しました。

 

三船敏郎の孫でプロデューサーの三船力也氏は、映画の版権という大きな困難がありながらも「ハードルは高かったが、最初で最後という思いでアカデミー監督を引っ張ってきました」と作品制作への熱い思いを明かしました。

 

上映後に映画祭のゲストや関係者によるフォトセッションが行われました。

 

夕張の有名なキャラクター「メロン熊」も参加しましたが、大きく開けた口の手前にオカザキ監督が並びました。メロン熊がオカザキ監督の頭をかじっているように見えました。

 


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