第1回のアテネ五輪の当時、陸上競技は男子のみ
- 2016.09.13 Tuesday
- 07:45
第1回のアテネ五輪の当時、陸上競技は男子のみで行われ、マラソンも例外ではありませんでした。ただし、当日隠れて同じコースを走ったメルポメネという女性がおり、史上初の女子マラソンランナーとされています。
その後女子の陸上競技への参加が認められるようになっても、「女子がマラソンを走ることは生理的に困難」という見解が広く信じられ、オリンピックをはじめとするマラソン大会も男子のみで開催されていました。
1966年のボストンマラソンで主催者に隠れて参加する女子が出現、その後も非公式の女子の参加者が増えたため、1972年に女子の参加が認められました。日本国内で初めてマラソン公認コースを競技として走った女性は、1975年7月26日に網走市のコースに挑んだ札幌短期大学の6人の選手です。
1979年にIAAFが公認する史上初の女性限定マラソン大会として、東京国際女子マラソンが開催されました。オリンピックで女子のマラソンが正式に採用されたのは、1984年のロサンゼルスオリンピックからです。