マラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜ける
- 2016.09.13 Tuesday
- 07:43
紀元前450年9月12日、アテナイの名将ミルティアデスはマラトンに上陸したペルシャの大軍を奇策で撃退しました。マラトンの戦いです。勝利というエウアンゲリオン(良い知らせ)をアテナイの元老に伝えるためにフィディピディス(Philippides)という兵士が伝令に選ばれました。
フィディピディスは、マラトンから約40km離れたアテナイまでを駆け抜け、アテナイの郊外で「我勝てり」と告げた後に力尽きて息を引き取ったと言われています。
マラトンの伝承はヘロドトスの『歴史』によるとされ、アテナイは現在のアテネとされています。ただし、この話が史実かという点については諸説があります。戦いの日時を紀元前490年11月2日とする説もあり、プルタルコスによれば兵士の名前はエウクレス(Eukles)とされます。