映画「めぐり逢う朝」、音楽と映像がデモーニッシュに闘い、かつ耽美的に溶け合う

  • 2016.02.15 Monday
  • 09:55




「めぐり逢う朝」(1991年。フランス映画)は、アラン・コルノー監督作品です。監督が、パスカル・キニャールと共同で原作・脚本を執筆しました。

芸術観を異にする音楽家の師弟の激しい愛憎を描きます。古楽器ヴィオールの響きが作品全体を包みます。音楽と映像がこれほどまでにデモーニッシュに闘い、かつ耽美的に溶け合った作品はそうありません。

中世的な暗がり、薄暮を美しく捉えたイヴ・アンジェロの撮影技術が光ります。コルノー監督は、谷崎潤一郎に傾倒しスタッフ全員に「陰翳礼讃」を読ませたと語っています。

サント・コローム(J=P・マリエール)は隠遁し、娘マドレーヌを側に置き、ただ一人で演奏に没頭する生活を続けていました。弟子となったマラン・マレ(ギョーム・ドパルデュー)は師と違って栄華を求め、破門されます。宮廷音楽界の第一人者になった老マレ(ジェラール・ドパルデュー)の回想のかたちで物語は進みます。

ジェラール・ドパルデューとギョーム・ドパルデューが、親子で青年期と老年を演じたことも話題になりました。しかし、ギョーム・ドパルデューは、2008年10月13日に37歳の若さで死去しました。



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