ヒマラヤ4000メートル以上の山地でのオールロケ映画「キャラバン」

  • 2016.01.19 Tuesday
  • 11:34




エリック・ヴァリ監督・脚本の「キャラバン」(1999年)は、ヒマラヤ4000メートル以上の山地でのオールロケによる作品です。

構想10年。80年代からネパールに住んでいたエリック・ヴァリ監督は、3年間ドルポの村に住み、村人との信頼関係を築いていきました。その結果、大自然の中での壮大なドラマを、村人たちが演じるという困難な課題を克服することができました。

写真家でもある監督だけに、自然の切り取り方が抜群に美しい。そして、人間と自然のたぐいまれな距離感は、そこに住んでいる者でなければ、なかなか生まれないでしょう。

麦を得るための命懸けのキャラバン。そこに指導者をめぐる世代間の対立を絡める骨太の構図。なんといっても長老ティンレ役ツェリン・ロンドゥップの渋い演技が光ります。

ただ、死に際に、それまで憎んでいたカルマとすんなりと和解するシーンは、ちょっと違和感がありました。心の奥底で通じ合っていたとも考えられますが。子役パサンを演じたカルマ・ワンギャル少年の、涼し気なまなざしが印象的です。次期指導者の片鱗を感じました。



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