映画「レッド・プラネット」、時間をかけてつくられた、かなり密度の濃いSF作品

  • 2016.01.19 Tuesday
  • 11:24




「レッド・プラネット」(2000年)は、ナイキのテレビCMで 一躍有名になったアントニー・ホフマンの初監督作です。「火星地球化計画」をベースにしたSF作品。ストーリーも映像も、飛び抜けて独創的という訳ではありませんが、見事な火星の風景、緻密な音響設計、滑らかなロボットの動作、多彩な登場人物、スピーディな展開と、いずれも時間をかけてつくられたことが分かり、全体としては、かなり密度の濃い作品になっています。CGに依存した派手なだけで大味なSFが多い中で、ハイレベルの仕上がりといえます。エマ・シャプリンの美声を含め、音楽もなかなか聞かせます。

「マトリックス」(ウォシャウスキー兄弟監督)のトリニティー役で有名になったキャリー=アン・モスが、宇宙船の船長ボーマンを演じています。次々に襲いかかる困難な状況を、独力で乗り越えていきます。タフです。しかも人間的な優しさも持ち合わせています。「エイリアン」のリプリーをほうふつさせます。いや、リプリー以上に冷静です。ヴァル・キルマーら男性たちも個性的。哲学的な思索にふけるベテラン宇宙飛行士のシャンティラス役にテレンス・スタンプを充てたのは、巧みなキャスティングです。



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