押井守監督の映画「アヴァロン」、見たことのない美しい質感

  • 2016.01.19 Tuesday
  • 11:17




押井守監督の「アヴァロン」(2001年)は、世界的な注目を集めた「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」以来5年ぶりの実写作品です。先進的な技術を使い、今まで見たことのない美しい質感を表現しています。

これまでのデジタル処理の多くが、アニメ的手法を実写に持ち込む試みだとするなら、この作品は実写をもとにアニメを製作するという方法を取っています。実写とアニメは、デジタル技術の進歩の中で、競いながら溶け合っていくのでしょう。

体感型ネットワーク・ゲームの隠されたフィールドを探るというテーマは、目新しいものではありません。しかし、歴史が重層化しているポーランドでオールロケし、セビア色を基調にしたスタイリッシュな映像は、間違いなく押井守の作家性に貫かれています。

コーラスを多用し荘厳なまでに構築された川井憲次の音楽は、ストーリーの神話性を高めています。現実に迫ろうとして異世界を描く押井守は、閉塞的な神話世界との危うい闘いを続けています。

2001年。日本映画。106分。配給=日本ヘラルド映画。監督=押井守。エグゼクティブ・プロデューサー=渡辺繁、香山哲、塩原徹、坂上直行。プロデューサー=久保淳。脚本=伊藤和典。音楽=川井憲次。撮影監督=グジェゴシ・ケンジェルスキ。美術=バルバラ・ノバク。衣裳=マグダレナ・テスワフスカ。ビジュアル・エフェクト・スーパーバイザー=古賀信明。デジタル・アートディレクター=林弘幸。音響デザイナー=井上秀司、ランディ・トム。オリジナルサウンドトラック=メディアファクトリー。アッシュ=マウゴジャータ・フォレムニャック、ゲームマスター=ヴァディスワフ・コヴァルスキ、マーフィー=イエジ・グデイコ、ビショップ=ダリュシュ・ビスクプスキ、スタンナ=バルテック・シヴィデルスキ、受付の女=カタジナ・バルギエヲフスカ、ジル=アリシィア・サプリック、九姉妹のマーフィー=ミハウ・ブライテンヴァルド、ゴースト=ズザンナ・カシュ



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