『劇場版「SHIROBAKO」』
- 2021.01.15 Friday
- 22:06
アニメ『劇場版「SHIROBAKO」』は、2014年10月から2015年3月まで全24話が放送されたTVアニメの続編です。TVアニメ「SHIROBAKO」は、TVアニメ作品の完成を目指して奮闘するアニメ業界の日常を描く群像劇で、大きな感動を運んでくれました。
「白箱」というのは、制作会社が納品する白い箱に入ったビデオテープを指す業界の用語です。アニメの無事完成を象徴しています。
上山高校アニメーション同好会の5人は、学園祭で自主制作アニメを発表し、卒業後いつかもう一度、一緒に商業アニメを作ろう約束します。アニメ制作会社「武蔵野アニメーション」で制作進行として働く宮森あおいをはじめ、アニメーター、声優、3Dクリエイター、脚本家と、それぞれの場所でアニメ制作に携わっています。
アニメでは、架空のアニメ制作会社・武蔵野アニメーションを中心に、アニメ制作に携わる人々の奮闘を続きます。2クール、24話あるので、それぞれの担当の葛藤がきめ細かく描かれて、見応えがあります。
アニメでは、架空のアニメ制作会社・武蔵野アニメーションを中心に、アニメ制作に携わる人々の奮闘を描いています。つくっている人たちの苦労を知りながらアニメを見ると、アニメの魅力が増します。
私は、2015年のTVアニメ独断ベスト10の3位に選びました。個性的な人たちがぶつかり合い、協力して作品をつくる姿「SHIROBAKO」の面白さはアニメファンとしては、たまらないものがありました。
『劇場版「SHIROBAKO」』は、テレビシリーズから4年後、オリジナルの劇場用アニメ制作に取りくむ制作関係者の姿が描かれます。TVシリーズでは、TVアニメを制作しましたが、劇場版では劇場版アニメを制作することになりました。
2時間という限られた上映時間内で描くために、大味にはなっていますが、次第に盛り上げていく水島努監督の手腕が見事に発揮されて、満足感の残る結末になっています。
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