アニメ「ペンギン・ハイウェイ」

  • 2019.02.24 Sunday
  • 23:23



第31回日本SF大賞を受賞した森見登美彦の小説を、アニメ化しました。監督は、30歳の石田祐康。初めて長編劇場アニメを担当しました。才能豊かな若手監督です。

 

好奇心旺盛な小学4年生のアオヤマ君が主人公です。ある日、街にペンギンの群れが出現し始めます。ペンギンの正体を探る「ペンギン・ハイウェイ研究」を進めるアオヤマ君は、歯科医院のお姉さんがペンギンを出現させる瞬間を目撃します。

 

奇想天外な物語ですが、細かな表現の積み重ねで、独創的な世界に引き込まれます。愛すべき佳作です。


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アニメ「未来のミライ」

  • 2019.02.24 Sunday
  • 23:22



「未来のミライ」は、「バケモノの子」に続く細田守監督の長編オリジナル作品第5作です。4歳の男の子・くんちゃんと未来からやってきた妹のミライちゃんの交流が描かれます。キレのあるアニメ表現、建築や都市の斬新なデザインは、評価できます。

 

しかし、くんちゃんの父親が設計した家は、急な階段が至る所にあり、とても4歳児と赤ちゃんと住む家ではありません。物語の展開よりも、転げ落ちないかとハラハラし通しでした。

 

私は俳優がアニメの声優を務めることに、基本的に反対はしません。しかし4歳児くんちゃんの声を聞いて耳を疑いました。上白石萌歌(かみしらいし ・もか)の声は、どう考えても中高生の女の子の声です。ストーリーが進んでも違和感は消えませんでした。ストーリーも底が浅く、私は評価しません。


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アニメ「劇場版ドラゴンボール超 ブロリー」

  • 2019.02.24 Sunday
  • 23:21



「ドラゴンボールZ 復活の「F」」から、3年ぶりの劇場公開アニメ。正式に「ドラゴンボールスーパー」名義の劇場版アニメとしては初めての作品です。悟空、ベジータ、ブロリーの出会いから戦闘が中心で、フリーザ軍とサイヤ人の歴史も描かれています。

 

はっきり言って、前半50分の物語は面白くありません。しかし、後半の悟空、ベジータ、ブロリーの戦闘シーンの迫力は、予想以上です。凄まじい戦いが、延々と続きます。見終わった後の満足感は少なくありません。


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2018年劇場アニメ・ベスト5

  • 2019.01.29 Tuesday
  • 07:39


2018年に私が観た劇場アニメの中から選んでいます。「未来のミライ」「ペンギン・ハイウェイ」「若おかみは小学生!」は観ていません。申し訳ありませんが、ご理解ください。


★5位「インクレディブル・ファミリー」
「Mr.インクレディブル」の14年ぶりの続編です。ブラッド・バード監督が前作に続いて監督・脚本を手がけています。

スーパーパワーを持つボブの家族は、スーパーヒーローの活動が禁止されているので、平凡な日常を送っています。しかし、母ヘレンがヒーロー活動をすることになり、謎の敵が登場します。スピード感あふれる映像表現は、いつもながら感心します。

様々な超能力合戦の組み合わせのアイデアも、とても考えられています。さすがです。ただ、スーパーヒーローに依存する大衆というテーマは、もはや定番で、目新しいものではありません。


★4位は「さよならの朝に約束の花をかざろう」
監督・脚本は、脚本家の岡田麿里です。初監督作品です。不老長寿の種族イオルフの少女マキアと、マキアが育てる人間の少年エリアルを中心にした壮大なスケールの物語。物語を引き立てる繊細な作画が素晴らしいです。

ストーリーは、衝動的すぎる面があるものの、それが大きな欠点にはなっていません。細かな突っ込みを入れるよりも、監督が全力投球した質感が清々しい。編み上げた布であると同時に手紙でもある「ヒビオル」というアイデアが、良く生かされています。


3位「リズと青い鳥」
「聲の形」が高い評価を受けた山田尚子監督が手がけました。京都アニメーション制作のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の新作劇場版です。

高校の吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美は、ともに3年生となり、最後のコンクールを控えています。コンクールの自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うパートがありますが、2人の掛け合いが、うまくかみ合いません。

言葉にすると、崩れてしまいそうなほど繊細な世界を描いています。アニメとしては、未踏の領域に踏み出した表現に出会えます。微妙な感情の揺れ、吐息、心のつながり。研ぎ澄まされた柔らかな空気感に貫かれています。


★2位「リメンバー・ミー」
ピクサー・アニメーションの製作。監督は、「トイ・ストーリー3」でアカデミー賞を受賞しているリー・アンクリッチ。製作総指揮は、ジョン・ラセターです。2018年の第90回アカデミー賞では、長編アニメーション賞と主題歌賞を受賞しました。ピクサーばかり長編アニメーション賞を受賞していますが、この出来栄えなら仕方ないと思います。

メキシコの祝日「死者の日」を舞台に、陽気でカラフルな「死者たちの世界」が描かれます。

天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ていますが、彼の一族は音楽を禁じられています。ミゲルは、夢をあきらめることができません。

ある日、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスのお墓に飾ってあったギターを手にしたとたん、「死者の国」に迷いこんでしまいます。そこは楽しく美しい世界でした。

ストーリーは良く練られ、意外な展開の果てに、伏線が見事に回収され、奇麗にハッピーエンドを迎えます。あまりにも鮮やかな手さばきに、悔しさを覚えるほどです。劇中歌「リメンバー・ミー」が、物語の大きな鍵を握っています。本当に心にしみます。


★1位は「犬ヶ島」です。ウェス・アンダーソン監督が日本を舞台に制作したストップモーションアニメ。第68回ベルリン国際映画祭オープニング作品として上映、コンペティション部門で監督賞を受賞しました。

細部のビジュアル表現が、とても魅力的。ものすごく手が込んでいます。アートとエンターテインメントが見事に融合しています。

20年後の日本のメガ崎市を舞台に、東京湾の埋め立て地・ゴミの島に隔離されている愛犬スポッツを探す少年アタリと犬たちが繰り広げる冒険活劇です。絵画をはじめ日本文化への深いリスペクトが込められています。

登場する個性豊かな犬たちには、本物のアルパカの毛を植毛しているので、実在感があります。

「七人の侍」のテーマが、繰り返し流れます。音楽だけでなく、全編にわたって、黒澤明監督への熱烈なオマージュが感じられます。

アンダーソン監督は、日本文化への熱い思いを披露しながら、一方でハリウッド映画の間違った日本文化の紹介を皮肉っています。


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「リズと青い鳥」

  • 2019.01.10 Thursday
  • 16:45



山田尚子(なおこ)監督が手がけた「リズと青い鳥」は、吹奏楽に青春をかける高校生たちを描いた京都アニメーション制作のテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の完全新作劇場版です。
コンクールの自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うパートがありますが、親友2人の掛け合いはうまくかみ合いません。
言葉にすると、崩れてしまいそうなほど繊細な世界を描いています。アニメとしては、未踏の領域に踏み出した表現に出会えます。
微妙な感情の揺れ、吐息、心のつながり。研ぎ澄まされた柔らかな空気感に貫かれています。

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「インクレディブル・ファミリー」

  • 2019.01.10 Thursday
  • 16:32



「インクレディブル・ファミリー」は、「Mr.インクレディブル」の14年ぶりの続編。ブラッド・バード監督が前作に続いて監督・脚本を手がけています。

 

スーパーパワーを持つボブの家族は、スーパーヒーローの活動が禁止されているので、平凡な日常を送っています。しかし、母ヘレンがヒーロー活動をすることになり、謎の敵が登場します。スピード感あふれる映像表現は、いつもながら感心します。
様々な超能力合戦の組み合わせのアイデアも、とても考えられています。さすがです。ただ、スーパーヒーローに依存する大衆というテーマは、もはや定番で、目新しいものではありません。

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「さよならの朝に約束の花をかざろう」

  • 2019.01.10 Thursday
  • 16:30



2018年劇場公開の「さよならの朝に約束の花をかざろう」。監督・脚本は、脚本家の岡田麿里(おかだ・まり)です。初監督作品です。

 

不老長寿の種族イオルフの少女マキアと、マキアが育てる人間の少年エリアルを中心にした壮大なスケールの物語。物語を引き立てる繊細な作画が素晴らしいです。


ストーリーは、衝動的すぎる面があるものの、それが大きな欠点にはなっていません。細かな突っ込みを入れるよりも、監督が全力投球した質感が清々しい。


編み上げた布であると同時に手紙でもある「ヒビオル」というアイデアが、良く生かされています。
 


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劇場アニメ「GODZILLA 星を喰う者」

  • 2018.11.26 Monday
  • 21:41


 


ゴジラシリーズ初の劇場アニメとして製作された「GODZILLA」3部作。監督は、劇場版「名探偵コナン」シリーズの静野孔文と、「亜人」の瀬下寛之。脚本は「PSYCHO-PASS サイコパス」の虚淵玄が担当しました。「GODZILLA 星を喰う者」は最終章です。2万年かけて進化したゴジラ・アースと人類の壮絶な戦いを描く物語は、大きく変化していきます。

 

3部作は、進むとともに、迫力が落ちていきます。巨大なゴジラ・アースが登場した1部のラストの絶望感がピークでした。2部のメカゴジラは、要塞都市に変化していたので、どうしても地味になります。

 

それにしても、「星を喰う者」のゴジラとキングギドラの戦いの迫力のなさは、驚くべきものがあります。キングギドラは、首だけの登場で存在感が乏しいまま、ゴジラに敗れます。ゴジラだけは、最後まで重量感があり、かっこよくて、それだけが救いでした。

 

ゴジラの誕生が、原爆というテクノロジーによってもたらされたので、ゴジラ映画が、反テクノロジーへと傾くのは、理解できるとしても、あまりに安易な結末です。「シンゴジラ」とも共通するゴジラとの共生がテーマですが、「シンゴジラ」のようなひりひりする緊張感はありません。

 

「GODZILLA ゴジラ」の続編のタイトルは「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」に決まりました。当初「GODZILLA ゴジラ」を監督したギャレス・エドワーズが続編でも監督を務めると思われていましたが、「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」の制作が難航し、マイケル・ドハティが監督・脚本を務めました。2019年5月31日世界同時劇場公開です。2014年に公開された「GODZILLA ゴジラ」の5年後を舞台にしています。


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劇場アニメ「ムタフカズ」

  • 2018.11.26 Monday
  • 21:36


 


劇場アニメ「ムタフカズ」は、ギョーム・“RUN”・ルナールと西見祥示郎が監督。「鉄コン筋クリート」「マインド・ゲーム」のSTUDIO4℃が、フランスの映像制作会社ANKAMA(アンカマ)とともに制作しました。日本版の声優として、草なぎ剛がアンジェリーノ役で参加し、話題になりました。

 

スラム街ダーク・ミート・シティで生まれ育ったアンジェリーノは、ガイコツ頭の友人ヴィンス、臆病なウィリーとともに、退屈な日々を過ごしていました。しかしアンジェリーノは、交通事故によって幻覚を観るようになり、3人は奇妙な事件に巻き込まれていきます。

 

作画には力が入っており、苦労の跡が感じられますが、あまりにも、ストーリーが強引すぎて置いてきぼりになります。私は、臆病なウィリーに共感していましたが、エンドロールのウィリーが歌うラップが最高でした。ウィリー役の満島真之介(みつしま・しんのすけ)が実際に歌っていることに驚きました。ふざけて口走ったラップが監督に気に入れられて、エンドロールに採用されたそうです。


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劇場アニメ「GODZILLA 決戦機動増殖都市 」

  • 2018.06.29 Friday
  • 12:32



「ゴジラ」シリーズ初のアニメ作品として製作された劇場3部作「GODZILLA」監督は、瀬下寛之です。

虚淵玄がストーリー原案・脚本を担当しているので、一筋縄では語れない重層性を持っています。セルルックの3DCGアニメーションを多く手がけるポリゴン・ピクチュアズが制作。映像のキレは、さすがです。
2017年11月公開の「GODZILLA 怪獣惑星」では、ラストで300メートルに成長した、ゴジラアースが登場。絶望感に包まれたまま終わります。
そして5月公開の「GODZILLA 決戦機動増殖都市」。1度地球を脱出しながらゴジラ殲滅のために地球に戻ってきた主人公たちは、2万年間ゴジラ支配のもとで生き延びてきた「フツアの民」に救われます。
しかし、「フツアの民」の生活環境は、主人公たちとゴジラの戦闘で大きな影響を受けます。この辺は、さらっと流していますが、胸が痛みます。
メカゴジラが、都市に変貌していたというアイデアには、うなりました。スティーブン・スピルバーグ監督の「レディプレイヤー・ワン」で、メカゴジラとガンダムがVR内で戦うシーンが登場し、一躍注目を集めたメカゴジラ。メカゴジラは、メカゴジラシティになっていました。そこが今回の戦場です。
ナノメタルをめぐる人類と異星人種族ビルサルドの価値観の違いが、重い問いを残します。メカゴジラシティにゴジラを誘導する戦闘機のバルチャーが、かっこいいです。ここだけはガンダムみたいでした。
主人公たちを影で支える異星人種族「エクシフ」のメトフィエス。思慮深く謎めいた雰囲気を持っていますが、名前の響きが「メフィスト」に近いので不気味でもあります。
次回最終章「GODZILLA 星を喰う者」は、いよいよキングギドラが登場します。そして、おそらくはモスラも。メカゴジラがアッと驚く変化を遂げていましたから、キングギドラやモスラも、ひねった姿で登場するのではないかと思います。ゴジラと人類の関係も、変わるのではないでしょうか。

11月の劇場公開を前に、妄想が膨らみます。

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