20世紀において最も広く流通した画像の一つ
- 2016.12.25 Sunday
- 08:16
スケジュール通りであれば撮影対象でなかった「地球の出」は、1972年に撮影された「ブルー・マーブル」とともにまったく新たな地球のイメージをもたらしました。
それまで「巨大で」「なかば無限大」であった地球は、ジョン・ダウニングによれば、いまや可憐かつ孤独な惑星であり、人々に保護をもとめる存在となりました。
「地球の出」はエコロジカルな世界観のもとで、さまざまな環境運動の旗印に用いられ、20世紀において最も広く流通した画像の一つになりました。