日本で手袋は、鎌倉時代に鎧の篭手として発達
- 2016.11.24 Thursday
- 07:56
1797年にイングランド王のジョンの墓を開いた時、それに1774年にエドワード1世の墓を開いた時にも、手袋が発見されています。
祭服としての手袋は、主に教皇や枢機卿、僧侶たちが着用しています。教義によりミサを祝う時にのみ着用を許されています。この習慣は10世紀に遡り、儀式の際に手をきれいにしておきたいという単純な欲求が始まりかもしれません。
日本では、鎌倉時代に鎧の篭手として発達しました。当時は手覆(ておおい)とも呼ばれました。15〜16世紀に南蛮貿易によって西洋式の手袋が輸入され、珍重されました。やがて国内生産も始まり、手袋づくりは貧乏武士の内職として盛んになっていきました。