ベーシックインカムは、けして非現実的ではありません

  • 2015.12.08 Tuesday
  • 11:44



フィンランドは、国民全員に非課税で1カ月800ユーロ(約11万円)のベーシックインカムを支給する方向で最終調整作業に入りました。
http://www.businessnewsline.com/news/201512071631370000.html

日本でも、真剣に検討する時期に来ています。財源は、さまざまな可能性があり、けして非現実的ではありません。

ベーシックインカムは、すべての個々人に無条件で一定の所得を与える制度です。複雑な社会福祉制度を廃止し、個人に一律に支給します。働いて収入を得ても減額されません。ベーシックインカム以外の緊急セーフネットは当然考えられます。

ベーシックインカムの財源は税金です。どのような税金を使うかは、諸説があります。現在のお金である日本銀行券ではなく政府発行券にする方法もあります。

今後ますます雇用が不安定になる、自動化・人工知能化で雇用が減る、インターネット・オンラインが浸透するなどの条件を考えると、ベーシックインカムは、検討に値する制度です。福祉の不平等解消、肥大化した行政・官僚機構のスリム化に役立ちます。

なによりも、安心して生きられる社会が実現します。


恐ろしく複雑で分かりにくい年金制度、まず特別支給が難関

  • 2015.11.30 Monday
  • 22:27



日本の年金制度は、恐ろしく複雑で分かりにくいです。わざとそうしているのではないかと勘ぐるくらいに難解です。どんどん制度改正していることにも原因があります。改正した内容との整合性を図ろうとして複雑になっています。

正式な年金の支給は、65歳から始まりますが、過渡期の制度として「特別支給」があります。65歳までの間に、一部年金がもらえる制度です。自分で申請しなければもらえません。この仕組みも分かりにくく、届いた書類を何度読んでも、理解できませんでした。

インターネットの年金情報は、古くて使えないものも多いです。事前に情報を得ようとしている方は、注意してください。また、そろえる書類は、誕生日当日以降に申請した方が良いです。必要書類を誕生日前に申請しないでください。

私がお勧めするのは、「街角の年金相談センター」を利用することです。電話では具体的な相談はできませんが、電話でも申請に必要な書類と注意点を教えてくれると思います。とても助かります。

今現在は、申請に「住民票コード」という、遥か昔に個々人に配布された番号を使います。多くの方は、なくしているのではないかと思います。私も紛失していました。

申請に必要なのは、一番詳しい戸籍謄本、同居している全員が一人一枚に分かれているスタイルの住民票、配偶者の所得証明書(ゼロの場合でも必要)、年金手帳、振込先の銀行通帳のコピーなどです。

ここでポイントになるのが、住民票です。住民票コードを記入したものが必要です。住んでいる区役所でなければ対応してくれません。住民票を出してもらう用紙には、住民票コードの欄はなく、欄外に手書きで「住民票コード記入」と明記します。分かりにくいですね。

もらっている人は、高年齢雇用継続給付支給決定通知書のコピーも必要です。

雇用されているなど、ほかの収入を得ているときには、「特別支給」は減額されます。この計算もいろいろな要素があり、なかなか複雑です。申請時に、相談センターで計算してくれます。

申請して1か月ほどで、年金決定通知書が届きます。年金の支給は、偶数月の15日ですが、最初だけは、奇数の月になるかもしれません。オンラインの時代に、支給が偶数月だけというのが、とうてい納得できないですね。毎月にすべきです。

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