高度経済成長期以降は、恋愛結婚が大衆化
- 2016.09.06 Tuesday
- 07:54
明治時代には中流階級では家制度による親が結婚相手を決めるお見合い結婚が多かったです。男性にとって結婚は法律上は結婚後の自由な恋愛・性愛を禁ずるものではなく、地位ある男性が配偶者以外に愛人を持つことは見られました。既婚男性が未婚女性と交際することに寛容でした。
明治から大正にかけて、文化人を中心としてロマン主義の影響もあって、恋愛結婚が理想的なものとの認識が広まり、大正時代には恋愛結婚に憧れる女性と、保守的な親との間で葛藤がおこることもありました。
高度経済成長期以降は、恋愛結婚の大衆化により、恋愛は普通の男女であれば誰でもできる・すべきものだという風潮が広がりました。また、1980年代後半から1990年代初頭のバブル景気の日本では、恋愛で消費行動が重視される傾向がありました。