現生のシーラカンス2種はいずれも深海に生息

  • 2016.12.21 Wednesday
  • 07:53


 

 

古生代と中生代のシーラカンス目は、世界中の淡水域や浅い海に広く分布していたと考えられます。体形・体長もさまざまなものが知られ、現生のラティメリア属に近い体形のものから、タイのように体高が高く扁平な体型をした種やアンコウのような丸い形のもいました。

 

 


シーラカンス目は、復元された全長が3mに達する巨大な種も知られています。現生のシーラカンス2種はいずれも深海に生息し、魚やイカを捕食していると考えられています。


シーラカンスは8つのひれを持ち、第2背びれ、胸びれ、腹びれ、しりびれには鱗でおおわれた筋肉質の基部があります。骨格は脊柱をふくめほとんど軟骨でできており、肋骨がありません。浮き袋には空気ではなく脂肪が満たされています。

 




 

シーラカンスの遺伝子の変化は他種に比べて遅い

  • 2016.12.21 Wednesday
  • 07:53


 

 

シーラカンス目は卵胎生であると化石から推測されていましたが、現生種の解剖でそれが証明されました。雄の外性器は未だに見つかっておらず、交尾については謎です。

 

 


2013年4月17日、ネイチャーに発表された研究結果によると、シーラカンスの遺伝子の変化は他種に比べて遅いことが分かりました。ブロード研究所のカースティン・リンドブラッドトーは、「地球上には生物が変化する必要がない場所が少ないながらもあり、シーラカンスはそういった環境で生存してきた」と指摘しています。


シーラカンス目の中で最初に発見・分類された化石種は、属名として Coelacanthus の名を与えられました。 これは古代ギリシア語「からっぽの」 +「(植物の)棘、魚の骨」 に由来する合成語で、尾びれの鰭条が中空の構造をもつことによる命名であったといいます。

 




 

1938年、シーラカンス目現生種の存在が確認

  • 2016.12.21 Wednesday
  • 07:52


 

 

シーラカンス目は全て絶滅したものと考えられていましたが、南アフリカの北東海岸のチャルムナ川沖で1938年、現生種の存在が確認され、学会、世界を騒然とさせました。シーラカンスの代名詞的存在となっていますが、生物学上の名称は ラティメリア・カルムナエです。

 

 


1952年にはインド洋コモロ諸島で同じくカルムナエ種が、1997年にはインドネシアのスラウェシ島近海で別種のラティメリア・メナドエンシスの現生が確認されています。後者は日本語では生息地域の名を採って「インドネシア・シーラカンス」とも呼ばれます。


シーラカンス目は、白亜紀を最後に化石が途絶え、1938年に至るまで現生種が確認されなかったこと、化石種と現生種の間で形態的な差異がほとんど見られないことなどから、これら2種は「生きている化石」との評価を受けました。

 




 

あなたは、シーラカンスに関心がありますか?

  • 2016.12.21 Wednesday
  • 07:51


 

 

Twitterで「あなたは、シーラカンスに関心がありますか?」と質問し、1,294人が回答してくれました。結果は、とてもある20%、まあある27%、あまりない21%、全くない32%でした。

 

 


シーラカンスは、シーラカンス目(Coelacanthiformes)に属する魚類です。化石種も現生種も含めた総称です。管椎目(かんついもく)とも呼ばれます。


シーラカンス目は多くの化石種によって存在が知られており、古生代デボン紀に出現して広く世界の水域に栄えましたが、約6500万年前(中生代白亜紀末)の大量絶滅を境にほとんど全ての種が絶滅しました。

 




 

除虫菊の粉末を練りこんだ蚊取り線香は1890年に開発

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:09


 

 

 

 

 

かつて日本においては、ヨモギの葉、カヤの木、スギやマツの青葉などを火にくべて、燻した煙で蚊を追い払う蚊遣り火という風習が広く行われていました。こうした蚊を火によって追い払う道具は蚊遣り具、または蚊火とよばれ、大正時代までは風習が残っていました。


現代において蚊の駆除器具として一般的に使用されているものとしては、蚊取り線香があります。ただしその歴史自体は非常に新しいものであり、和歌山県出身の上山英一郎が線香に除虫菊の粉末を練りこんだものを1890年に開発したのがその始まりです。


蚊取線香の防虫能力は高く、大正時代末には蚊遣り火や蚊遣り具にとってかわりました。ただし蚊取線香も火を用いることには変わりなく、安全性を高め灰の処理を容易にするために蚊遣器と呼ばれる陶製の容器に入れて使用することも多かったです。


1963年には防虫成分を電気によって揮発させ防虫効果を得る電気蚊取が開発され、煙や灰が出ないことなどから1970年代には普及し、従来の蚊取線香にとってかわりました。同時期にはスプレー型の殺虫剤や防虫剤も開発され広く使用されるようになりました。

 

 




 

 

汗かきの人は蚊に刺されやすい

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:08


 

 

 

 

 

蚊は湿度に反応します。例えば汗をかいて、それが蒸発すると蚊が反応し、刺されやすくなります。したがって、汗かきの人は刺されやすいです。汗の中のL(+)-乳酸が誘引物質として認められています。

 

 

 


黒色の服は熱を吸収しやすいため、黒い服を着ていると刺されやすくなります。また、インド人・ビルマ人・中国人の混住するミャンマーでは、インド人が最も蚊による感染症リスクが高いです。


成人(25〜30歳以上)になると、可聴音の範囲が徐々に狭まり、蚊がだす高音域の羽音を聞き取ること(“キーン” “フーン”という擬音で形容される)が困難となり、接近しているのがわからず刺されやすくなります。

 

 




 

 

蚊によって動物などからしか人間に感染しない日本脳炎

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:07


 

 

 

 

 

家畜や野生動物などからしか人間に感染しないタイプは日本脳炎などが該当し、野生動物(日本脳炎の場合は水鳥)や家畜(日本脳炎の場合はブタ)から吸血した蚊がウイルスを保持するようになり、その蚊が人間から吸血することでその人間に感染します。

 

 

 


家畜や野生動物および感染した人間から人間に感染するタイプには、黄熱病やデング熱などが該当し、野生動物およびそれらに感染した人間から吸血した蚊がウイルスを保持するようになり、その蚊が人間から吸血することでその人間に感染します。


人間の間でしか感染しないタイプにはマラリアなどが該当するが、病原菌は動物は保持しておらず、感染した人間から蚊が吸血することによってのみ病原体が広まります。周囲にマラリア感染者がまったく存在しない場合は、マラリアに感染する可能性はありません。

 

 




 

 

蚊は二酸化炭素の密度が高いところへ

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:07


 

 

 

 

 

一般的にO型が蚊に刺されやすく、A型が刺されにくいと言われています。しかし、蚊の吸血行動に影響を与えそうな血液型由来の物質は、現在のところ知られていません。刺されやすい血液型と、刺されにくい血液型があるという説は否定的な見方が強いです。

 

 

 


蚊は二酸化炭素の密度が高いところへ、周りより温度が高いところへ向かう習性があります。体温、におい、周りとの二酸化炭素の密度の違いなどで血を吸う相手を探します。体温が高く、呼吸回数が多い、つまり新陳代謝が激しい人は特に刺されやすいです。


普段は蚊に刺されにくい人でも、新陳代謝量が増える運動をした後や、ビールを飲んだ後は刺されやすくなります。また、蚊は足のにおいを好み、足の方に集中します。

 

 




 

 

蚊による病気の中で最も死者の多い病気はマラリア

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:06

 

 

 

蚊による病気の中で最も罹患者及び死者の多い病気はマラリアで、2015年には2億1400万人が罹患して438000人が死亡しました。こうした蚊による伝染病は熱帯地方に発生するものが多く、マラリアをはじめ黄熱病やデング熱はほぼ熱帯特有の病気となっています。

 


蚊が媒介する伝染病は特定の種類の蚊によって媒介されることが多いです。マラリアはハマダラカ、黄熱病やデング熱はネッタイシマカやヒトスジシマカ、ウエストナイル熱はイエカ、ヤブカ、ハマダラカによって媒介されます。


蚊によって媒介される伝染病は、感染源によって3つのタイプに分かれます。家畜や野生動物などからしか人間に感染しないもの、家畜や野生動物、および感染した人間から人間に感染するもの、そして人間の間でしか感染しないものです。

 

 




 

 

蚊の最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀

  • 2016.08.21 Sunday
  • 08:05


 

 

 

 

 

 

 

 

 

蚊の成虫はハエと同様、2枚の翅を持ち、後翅は退化して平均棍になっています。細長い体型で、頭は丸く、足は長いです。大きさはほとんどが15mm以下です。蚊の最も古い化石は、1億7,000万年前の中生代ジュラ紀の地層から発見されています。


蚊は、人類にとって最も有害な害虫です。メスが人体の血液を吸い取って痒みを生じさせる以外に、伝染病の有力な媒介者ともなります。蚊によって媒介される病気による死者は1年間に75万人にもおよび「地球上でもっとも人類を殺害する生物」となっています。


蚊は、マラリアなどの原生動物病原体、フィラリアなどの線虫病原体、黄熱病、デング熱、脳炎、ウエストナイル熱、チクングニア熱、リフトバレー熱などのウイルス病原体を媒介。日本を含む東南アジアでは、主にコガタアカイエカが日本脳炎を媒介します。

 

 




 

 

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