盗難や紛失への備えも重要なセキュリティ対策の1つ

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 07:50




外部からの侵入やウイルス対策だけでなく、ノートPCやバックアップメディアの盗難や紛失への備えも重要なセキュリティ対策の1つです。これらの対策は、2003年の個人情報保護法の成立前後から、注目を浴びるようになりました。

情報セキュリティは、データそのものやネットワーク経路を暗号化したり、物理的にシステムを隔離し生体認証など厳重なID管理でアクセスコントロールするといった方法の採用が拡大しています。災害対策もひとつのセキュリティ対象として、注目されています。

あらゆるものがインターネットにつながるようになると、情報セキュリティも大きく変わります。サーバーからクライアントにセキュリティの対象が拡大し、家電や携帯電話などの組込みシステムにもセキュリティ対策が必要になります。



2000年代にはウイルスやワームの伝搬や感染の方法が複合・複雑化

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 07:49




ウイルスやワームの伝搬や感染の方法が複合・複雑化します。2002年に発見されたワームのBlasterは、Windowsの脆弱性を利用し感染するだけでなく、特定条件がそろうと指定されたサーバーにアクセスを集中させるDoS(Denial of Service attack)攻撃を行う仕組みも組み込まれていました。

2000年代には、ウイルスやワームだけでなく、不正アクセスの脅威も現れます。2000年初頭には各省庁ホームページの改ざん事件が発生し、政府は早急にサイバーテロ対策を講じました。不正アクセスは、ホームページの改ざんだけでは終わらず、やがては機密情報の漏洩事件に発展します。

フィッシングと呼ばれる偽サイトにユーザーを誘導し、アカウントやパスワードを盗む方法が登場するのも、2000年代中ごろです。この時期から、コンピュータシステムに対して性悪説に基づいたセキュリティ対策を施さなければならない状況となりました。



世界で最初のコンピュータウイルスは、1986年にパキスタンで開発された「Brain」

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 07:48




世界で最初のコンピュータウイルスは諸説ありますが、一般的には1986年にパキスタンで開発された「Brain」だと言われています。この後、1980年代後半にはさまざまなウイルスが登場します。ほとんどのものは、フロッピーディスクなどのオフラインメディアを介して感染しました。

インターネットが一般企業や個人レベルへと普及したことによって、インターネットを介して感染するウイルスが多数出現します。メールの添付ファイルやFTPによるダウンロードといった手法を用い、従来よりも短期間で広範囲にウイルスが広がるようになりました。

2000年代に入ると、OSやWebサーバーなどのソフトウェアの脆弱性を利用し、自動侵入するウイルスやワームが登場します。さらに、WinnyなどのP2Pソフトウェアに感染し、ユーザーが気づかないうちに個人情報を流出させるウイルスも登場します。



1960年代にジェイムズ・エリスが公開鍵暗号(非秘密暗号)を考案

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 07:46




共通鍵暗号は通信の秘匿性を高めるための手段ですが、それに必須の鍵もまた情報なので、鍵自体を受け渡す過程で盗聴されてしまうリスクがあり、秘匿性を高める障害でした。この問題に対して、暗号化鍵の配送問題を解決したのが公開鍵暗号です。

公開鍵暗号は、暗号化と復号に別個の鍵(手順)を使い、暗号化の為の鍵を公開できるようにした暗号方式です。1960年代、イギリスの政府通信本部 (GCHQ) に所属するジェイムズ・エリスが公開鍵暗号(非秘密暗号)を考案し提案が受諾されました。国家機密でした。

アメリカのアマチュア数学者、ウィットフィールド・デフィーが独学で公開鍵暗号開発に取り組み、1976年に、ウィットフィールド・デフィーとマーティン・ヘルマンが公開鍵暗号に関する世界最初の論文を発表しました。発明の特許権と栄誉は彼らが得ました。

公開鍵暗号にはさまざまな方式があります。公開鍵暗号を初めて実現したのがRSA暗号です。デジタル署名も可能な方式であったことから、RSA暗号は公開鍵暗号として、実際に広く利用されることとなりました。RSA暗号方式の安全性は、素因数分解の困難性に基づいています。



あなたは、個人情報流出が心配ですか?

  • 2016.02.03 Wednesday
  • 07:45




Twitterで「あなたは、個人情報流出が心配ですか?」と質問し、1824人が回答してくれました。結果は、とても心配45%、まあ心配35%、あまり心配ではない12%、全く心配ではない08%でした。

情報セキュリティは、情報の機密性、完全性、可用性を維持することです。機密性は情報へのアクセスを認められた者だけがアクセスできる。完全性は情報が破壊、改ざん、消去されない状態を確保。可用性は必要時に中断することなくアクセスできる状態を確保することです。

情報セキュリティの定義は拡張されています。真正性、信頼性、責任追跡性、否認防止が加わります。真正性は、「情報システムの利用者が、確実に本人であることを確認し、なりすましを防止すること」です。信頼性は、意図した動作、結果が一致することです。

責任追跡性は、ある動作が一貫して追跡できることを確実に保証すること。否認防止は、逆にある活動や事象が起きたことを、後になって否認されないように証明する能力です。



あなたは、電子メールを使っていますか?

  • 2016.01.24 Sunday
  • 08:16




Twitterで「あなたは、電子メールを使っていますか?」と質問し、1,146人が回答してくれました。結果は、いつも使っている31%、まあ使っている26%、あまり使っていない24%、全く使っていない19%でした。

電子メールは、UUCPやSMTPなどのプロトコルを介して、メールを相手サーバに届けられます。インターネットに先行して開発されました。既存の電子メールシステムは、インターネットを作るに当たって重要な道具となりました。

インターネットの普及以前にコンピュータ通信手段として広く行われていた、パソコン通信でも、加入者同士で文書のやり取りを行うシステムが「電子メール」として提供されていました。ただし、一般的に、通信が1つのパソコン通信システム内にとどまっていました。

テキスト形式のメッセージを電気的に伝える方法は、1800年代中頃のモールス信号による電報に遡ることができます。1939年のニューヨーク万国博覧会では、IBMが将来郵便に替わる高速の自社用電波を用いた通信で、祝福の文書をサンフランシスコからニューヨークに送りました。

インターネットの電子メールは、迅速に安価に情報を伝達できる画期的な仕組みで、非常に便利です。ただ、現在は電子メールの95%は、不要なスパムメールであると言われています。ウイルス付きや悪意のあるホームページに誘導するメールもあります。

私は、あまりにもスパムが多い電子メールを避け、次第にソーシャルメディアのメッセージを、使うようになっています。Facebookのメッセージは、一対一の情報交換が時系列でずっと残るので、とても重宝しています。複数の場合は、グループを作っています。



あなたは、ウィキペディアを利用していますか?

  • 2016.01.16 Saturday
  • 08:34




Twitterで「あなたは、ウィキペディアを利用していますか?」と質問し、1,484人が回答してくれました。
結果は「よく利用している」36%、「ある程度利用している」37%、「あまり利用していない」16%、「全く利用していない」11%でした。

ウィキペディアは、ウィキメディア財団が運営しているインターネット百科事典です。サイトにアクセス可能な誰もが無料で自由に編集に参加できます。

「ウィキペディア(Wikipedia)」という名前は、ウェブブラウザ上でウェブページを編集することができる「ウィキ(Wiki)」というシステムを使用した「百科事典」(Encyclopedia)であるという造語です。設立者の1人ラリー・サンガーが命名しました。

ウィキペディアは、2001年1月15日、ラリー・サンガーとジミー・ウェールズが英語でプロジェクトを開始しました。現在は、世界の各言語で展開されています。ウェブサイトには広告は一切掲載せず、資金的には個人や団体などからの寄付で運営しています。

ウィキペディアは、多言語展開に力を入れています。2015年3月現在では、288言語で執筆が行われています。このうち100万項目以上に達しているものは12言語、10万項目以上に達しているものは52言語となっています。



1970年に世界初のデジタル腕時計「パルサー」発売

  • 2016.01.15 Friday
  • 07:47




1970年にアメリカのハミルトンが世界初のデジタル腕時計「パルサー」発売しました。タイム・コンピューターと呼びました。LEDを用いて時刻を表示。周りの明るさを調べ、LEDの明るさを調整する光センサーを、搭載していました。当初は極めて高価でした。

コモドール、ヒューレット・パッカード、インテル、シンクレアなどが、次々とデジタル腕時計市場に参入しました。科学向け機器や事務用機械を専門としていた電子機器各社が、初めて一般消費者に機器を販売するということを学びました。

最初は何千ドルしていたデジタル腕時計は、1970年代末には数百ドルにまで落ちました。コモドールやヒューレット・パッカードは、よりお金になり活気があるパソコン市場に移行していきました。そして今ふたたび、コンピューター企業はウエアラブル端末としての腕時計ビジネスに戻ろうとしています。



Apple Watchは時計を装って身につけるコンピューターを普及

  • 2016.01.15 Friday
  • 07:45




Apple Watchの重さは、バリエーションやサイズによって違います。Apple Watch Sportは、38ミリケースの場合でケース部の重さが25グラムです。スポーツバンドを着けると合計72グラムになります。着けていることを意識しないほどの軽さです。

Apple Watchのデジタルタッチ機能は、Apple Watch同士の3つの新しいコミュニケーションです。指でお絵かきして相手に送る「スケッチ」、こちらのタップを相手の画面上で再現する「タップ」、お互いの心拍数を送り合える「ハートビート」があります。

iPhoneが、携帯電話を装ってモバイルコンピューターを普及させたように、Apple Watchは時計を装って、身につけるコンピューターを普及させようとしています。搭載のセンサーは、スマートフォンの爆発的な浸透で、小型化、高性能化、低コスト化が進みました。

Appleは、企業中心のコンピューターをパソコンで個人のものとし、普及したパソコンの文化をiPhoneで否定し、そしてApple Watchでスマホ文化を否定しようとしています。ただ、今回の自己否定はiPhoneとの連携から始まるので、インパクトは薄いです。



あなたは、Apple Watchをほしいと思いますか?

  • 2016.01.15 Friday
  • 07:43




Twitterで「あなたは、Apple Watchをほしいと思いますか?」と質問し、1848人が回答してくれました。結果は、「すでに持っている」4%、「かなりほしい」14%、「あまりほしくない」29%、「全くほしくない」53%でした。

Apple Watch(アップル・ウォッチ)は、アップルが2015年4月24日に発売した腕時計型ウェアラブルコンピューターです。2014年9月10日2時に発表されました。スティーブ・ジョブズ亡き後、ティム・クックがCEO(最高経営責任者)に就任して初の新カテゴリー製品です。

Apple Watchは、入力装置に独自のデジタルクラウンとボタンを採用しています。タッチパネルは圧力感知も可能で、軽いタップと深いプレスの違いを判別します。マイク、スピーカー、光学式の心拍センサー、加速度センサーを搭載しています。

Apple Watchは、3つのバリエーションで、それぞれ38ミリと42ミリの2サイズがあります。標準のApple Watchは、ステンレススチール製。Apple Watch Sportはアルミニウム合金を採用。Apple Watch Editionは18金を採用しています。



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